山東省済寧市任城区:古い倉庫から「文化クリエイティブの風」が吹き出した

楽しさいっぱいのミニオン壁絵の下、古風で飾り気がなく雅やかな「タイムポスト」の隣、滄桑でまだらになっている灰色レンガの壁のそば……済寧市任城区観音閣街道25H文化クリエイティブ産業園で、王燕さんは親友とぶらぶら歩きまわり、2人は時々スマホンを交換し、しゃれたposeを取り、春日で最も美しい自分を写真に残した。

「ネットでここの動画を見たので、今日はわざわざ親友を誘って見に来たが、済寧の旧市街地にこのような必ず行きたい人気スポットがあるとは思わなかった。」王燕さんによると、ここは青春の要素が活力に満ちていたが、もっと自分を引き付けたのはやはり古い倉庫で、世の転変の歴史的重厚感があり、非常に「映え」る。「ほら、私が投稿したばかりのモーメンツには、既に10人以上の友達が『いいね』をしてくれた。」

三里営路5号、済荷鉄道の西に位置するこの古い倉庫は1980年代に建てられ、すでに40年余りの歳月を経て、貯蔵輸送駅、吉客隆醸造工場、九龍家電アフターサービスセンターを経て、黙々とその時代の使命を担い、昔の栄光を目撃したことがある。時代の発展に伴い、古い倉庫も徐々に輝きが消え、人々の視野から消えていった。

「年を取るほど若くなり、年を取るこそ物語がある。」これは劉志崴さんと自分のクリエイティブチームが堅守してきた理念だ。2023年、劉志崴さんはこの廃棄された古い倉庫に目を向けた。「それらはその時代の印の証人で、歴史がいっぱいあり、私たちはこれに何かを作ろうと思った。」

国内の百余りの文化クリエイティブ園区、観光スポット街区を実地で考察した後、劉志崴さんとチームは工場エリアの全体的な計画、カバーする業態、文化特色などの面について多角的な分析と詳細な研究を行い、最終的にここを済寧の地元文化を根付かせた新潮文化クリエイティブ園区、若者の理想的なコミュニティに位置づけた。

「古いものを新しいもののようにし、新しいものを古いもののようにする」という設計原則に基づき、劉志崴チームは工場エリアに対して再計画と改修を行い、時代の印を残すと同時に、修繕・補修・建設などの専門化、全方位的な補強と改造を通じ、最大限に内部・外部の空間利用率を発掘した。「1番倉庫は『活力人間』で、主に特色のあるグルメを取扱っている;2番倉庫は『クリエイティブな娯楽空間』で、ネット人気のファッションナブルなガレージキット、意匠を凝らした手作り、オリジナルブランド服装、ネット人気のドリンクなどの様々な業態を集めている;3番倉庫は『アートトイ娯楽空間』で、多機能のテーマバーを作り上げる;4番倉庫は『私たちの片隅』で、若者自身に属する生息部落を構築する…」劉志崴さんは、現在の消費の新しいシーン、新しい業態と結び付け、7つの古い倉庫に新たな「使命」が与えられていると紹介した。

一新された後の古い倉庫が登場すると、すぐに意気投合者の注目を集めた。郭朝陽さんはその中の一人だった。木工愛好家として、郭朝陽さんは木工工房を開き、木工体験と文化クリエイティブグッズのデザインを主としている。「ここでは、家族3人で心を落ち着かせ、自分だけの作品を作り、自ら手を動かす楽しさを体験することできる。」郭朝陽さんによると、今の若者の審美的な趣と結び付け、木工工房はまた指輪、ペンダントなどの愛をテーマにした製品も打ち出し、若者に大人気である。

「時間」をテーマに創作されたアートグラフィティの壁には、「25時間」に止まる様々なクリエイティブ時計が描かれている。「私たちはこのアイデアを通じ、人々の生活により多くの可能性があり、今の努力のほかにもより多くのことができると注意を与えたく、園区が皆さんに24時間外+1の素晴らしい生活エンパワーメントをもたらしたいことを示すと同時に、皆さんが現在を生き、毎日異なる色とりどりの生活を感じてほしい」、と劉志崴さんは語った。